仮想通貨のナンスについて
今回は「仮想通貨のナンスについて」お話しします。
ちなみに前回は「スポーツブランド×仮想通貨×商標制度」についてお話ししました。まだ見ていない方はこちらをクリック↓
仮想通貨のナンスについて
また今回も難しそうな仮想通貨ワードが出てきましたね。
「ナンス」といったいどのようなものなのでしょうか。
さっそくご説明していきましょう！
ナンスは「Number used once」の総称であり、一度だけしか使うことができない数値のことをいいます（または使い捨ての数値）
新たにブロックにデータを生成する時のマイニング計算によって出された数値であり、32ビットのランダムな数値（2進数の32乗パターン）で表されます。
新しいブロックに追記がされる時は、過去に至るすべてのトランザクションデータをまとめたハッシュに、前ブロックのハッシュ値、新しいトランザクションデータ、ナンスがまとめられたものに対し新たなハッシュ値を生成します。
この時、小さいハッシュ値（一定以下の数値）を求める必要があります。
新しいトランザクションデータの値と前回のハッシュ値は変えることができないために、このような計算をしてナンスを求めなければなりません。
ナンスは変更されるたびにハッシュ値も変わるのでマイナーはひたすら計算をして答え（ナンス）を見つける作業を行います。
このナンスを求める計算には膨大な電気量を必要とするため問題視されていますが、ビットコイン以外の仮想通貨では、電気量を必要としないコンセンサスアルゴリズムを用いているものもあります。
しかし、ナンスはブロックチェーンの二重取引や改ざんなどの不正を防ぐうえでは重要な役割を果たしています。
そのため信頼が非常に高く、現在ではスマートコントラクトといわれる契約文書などの取引にも使われています。
以上が「仮想通貨のナンスについて」です。
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